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都営青山北町アパート建て替え、まちづくり団体が発足

「ののあおやま」完成予想図

 市街地開発(株)、東京建物(株)、三井不動産(株)、(独)都市再生機構、青山共創(株)の5者は1日、「(一社)まちづくり ののあおやま」を設立した。現在開発を進めている「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」(東京都港区)においてまちづくりを担う。また同時に、同プロジェクトの街区名称を「ののあおやま」に決めたと発表した。

 同プロジェクトは、老朽化した都営住宅「青山北町アパート」を建て替える民活事業。高層化・集約することで、用地を創出し、青山通り周辺エリアの拠点となる複合市街地を形成する。都有地を約70年間の定期借地契約で借り受け、敷地面積7,895.01平方メートルに、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上25階地下1階建ての複合ビルを建設する。建物は低層部に店舗や認可保育所、地域交流施設を配し、2~4階に特定施設入居者生活介護サービス付高齢者向け住宅「ツクイ・ののあおやま」(49戸)、5~25階は賃貸住宅「クラス青山」(229戸)とする。

 「まちづくり ののあおやま」は、周辺のまちづくり組織や地域住民と連携し、青山エリアでエリアマネジメント活動を推進していく。街区内に創出する緑地空間やビオトープといった自然環境を生かして、体験型の環境学習や音楽・映画に関連した文化イベント、居住者のコミュニティ支援などを行なっていく予定。

 同プロジェクトは5月28日に竣工する予定。


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