不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

マンションストック長寿命化等モデル事業を募集

 国土交通省は27日、「マンションストック長寿命化等モデル事業」の募集を30日より開始すると発表した。

 今後急増する高経年マンションについて、適正な維持管理を促進し、長寿命化に資する改修や建て替えを促進するため、先導性の高いマンション再生のプロジェクトに対し支援する目的で、令和2年度に創設したもの。「計画支援型」と「工事支援型」の2つの類型で募集する。

 「計画支援型」では、事業前の立ち上げ準備段階において、マンションの長寿命化等に向けた事業を実現するための必要な調査・検討経費等に要する費用を支援する。区分所有者が10人以上であり耐用年数の2分の1を経過していること、原則として当該事業完了後、工事支援型の提案を行なうことを想定しているものであることが要件。マンション再生コンサルタント、設計事務所、管理会社を対象に、1事業当たり500万円までを補助限度額とする。

 「工事支援型」は、長寿命化等の改修工事や建替工事の実施段階への支援を行なうもの。25年以上の長期修繕計画に基づく修繕積立金を設定していること、ライフサイクルコストの提言につながる長寿命化改修であることなどが要件。施工業者または買取再販業者を対象に、補助対象費用の3分の1を支援する。

 受付期間は9月30日まで。詳細は、30日に開設する同省ホームページ(https://www.kenken.go.jp/mansion_s/index.html)を参照。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら