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耐力壁の強度実証をライブ中継/アキュラH

実証実験の様子。「一般的な耐力壁6枚」(左)と「トリプルストロングウォール1枚」(右)それぞれを、破壊されるまで重機で水平方向に引っ張り、強度を比較した

 (株)アキュラホームは、基盤商品である新世代木造SE(special edition)「大空間の家」に採用した高性能耐力壁「トリプルストロングウォール」の実台モデルによる実証実験を5月30日に実施。オンライン会議ツールを使用し、その様子をライブ配信した。

 「新世代木造」は、(財)日本住宅・木材センターの「新世代木造住宅供給システム」を取得した住宅工法「新世代ハウス」をさらに高性能化したもので、将来間取り変更が必要となった時のリフォームコストを低減する設計にしている。価格は延床面積99.37平方メートル、2階建て、3LDKのプランで1,547万円(税込み)。

 実証実験では、「一般的な耐力壁6枚」と「トリプルストロングウォール1枚」の2種類の試験体を用意し、それぞれの壁が破壊されるまで水平方向に引っ張り、強度を比較した。一般的な耐力壁6枚の方は、水平荷重61kNの時に大きく破壊されたが、トリプルストロングウォール1枚は81kNまで破壊されず、1枚で耐力壁6枚分よりも高い強度があることが分かった。

 今回のライブ配信は全国5,706組が視聴。配信中、視聴者から会議ツールのチャット機能を介し計95件の質問・感想が寄せられたという。

トリプルストロングウォールを引くと、高強度に対し、建設重機後方のキャタピラが浮き上がる場面も


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