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マンションの適正管理を推進/管理協が総会

 (一社)マンション管理業協会(理事長:岡本 潮氏)は9日、第一ホテル東京(東京都千代田区)で定時総会を開催。2019年度の事業報告および決算の承認、20年度の事業計画を報告した。

 20年度は、中期事業計画(18~22年)で掲げたミッション「マンション管理業の成長発展・社会的評価の向上」「業界従業者の処遇の改善・社会的地位の確立」に向けた施策を、マンションに関係するあらゆる機関と連携しつつ推進していく。

 「マンション管理業の成長発展・社会的評価の向上」では、業界横断の「マンション管理適正評価研究会」でとりまとめた内容に基づき、管理の適正性がマンションの市場価値へ正しく反映される仕組みを構築。コンプライアンス体制の強化・深耕、建物の高経年化に配慮した安全・安心な空間の提供、防災・減災への取り組み、コミュニティ形成の促進、管理組合の「マネジメント」サポート機能の強化を行なう。

 「業界従業者の処遇の改善・社会的地位の確立」については、労働生産性の向上を意識した管理業務品質の維持向上に努め、法制度・税制度等にも対応していく。また、マンション管理適正化法改正要望が20年度に公布・施行されることを視野に、適切な運用に向けガイドライン等を策定し、周知を図る。IT重説にとどまらず、契約書面の電子化等についても調査研究を実施。IT関連企業との連携等による先進事例の収集、研修会等を通じた情報提供を行ない、会員の業務効率化・顧客満足度の向上を目指す。


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