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介護情報の共有化で連携/学研ココファン

 (株)学研ココファンは17日、ICタグを活用した介護記録サービス「Care-wing(介護の翼)」を提供する(株)ロジックと、介護記録のICT化についての連携を開始すると発表した。

 同社のサービス付き高齢者向け住宅では、ケアスタッフによる生活支援サービスに加え、自社グループでの介護、看護サービスも実施している。各サービス関係者間での情報共有に一定の時間や手間が掛かっていたことから、介護記録のICT化を行ない、現場の負担軽減と業務効率化、空いた時間を活用し入居者とコミュニケーションを図ること等を目的に、Care-wingの導入を決定した。

 同サービスは、ICタグをかざすだけでログインでき、事務所への申し送りを音声入力で記録できるため、スマートフォンに不慣れな人でも簡便に操作できる点が特徴。また、介護記録やシフトの管理をデジタル端末で一元管理することで、関係者間での情報共有が容易となり、訪問の抜け漏れや遅延等のミス防止にもつながる。

 両社は、今回の連携を皮切りに、訪問医療、訪問介護・看護など、高齢者の暮らしを支えるさまざまなシステムを共有するシステム「Care-wing CCRC版」、介護事業のグローバル展開を見据えた「Care-wing 海外版」の共同開発に関する業務提携も検討する。


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