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ノンリコースローン、融資姿勢は慎重に/CBRE

 シービーアールイー(株)は23日、「JAPANレンダーサーベイ2020」の結果を公表した。

 不動産ノンリコースローンを手掛ける企業41社にWeb上で調査を実施。調査期間は4~5月。回答企業数は25社。

 20年度の不動産ノンリコースローン新規融資額について問うと、シニアローンでは「増加する」が19年度比大幅に減少し、「減少する」が大幅に増加。メザニンローンは「増加する」「減少する」が共に増加。新規融資額は減少する見込みであることが分かった。

 不動産ノンリコースローンの有志の可否を判断する際、最も重視する項目については、「LTV」が1位。次いで、「スポンサー」、「安定した収益」が続いた。

 融資対象として人気が高いアセットタイプは「物流施設」。同社では、物流施設は、イーコマース拡大による旺盛な需要を吸引して市場が拡大していることや長期契約による収益の安定性が評価されたとみている。一方、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた「商業施設」「ホテル」は前回より回答率が大きく減少した。


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