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ホーチミンの大規模都市開発、JOIN出資を認可

プロジェクトの全景イメージと出資対象エリア

 国土交通省はこのほど、(株)海外交通・都市開発事業支援機構(以下、JOIN)による、ベトナム・ホーチミン東部(9区)における都市開発事業への出資(約112億円)を認可したと発表した。

 同事業は、三菱商事(株)、野村不動産(株)、JOINがJ-SPCを通じ、現地パートナーのビンホームズと共に現地事業会社に出資。開発面積は約26haで、敷地内には地上21~30階建ての分譲住宅21棟(総戸数約1万戸)、商業施設、公園などを整備する。なお、三菱商事、野村不動産ともに、東南アジアにおける過去最大の開発規模となる。
 今回の認可を通じ、ビンホームズとのさらなるビジネス機会創出など、同国の都市開発事業への日本企業の参入機会拡大を図っていく。

 ビンホームズからは、ベトナム中間層の住環境改善に向け、日本の知見を生かしたまちづくりが期待されている。三菱商事および野村不動産はそれを受け、ICT等を活用した先端技術活用、住民主導による管理方法、コミュニティ形成、ライフサイクルコストを意識した計画的な点検・修繕などの知見活用を検討。建設完了後は、ビンホームズと共に、プロジェクト全体(271ha)のタウンマネジメントに関与する予定。

 竣工・引き渡しは2022年上期の予定。


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