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大丸有地区でスマートシティプロジェクト始動

 (一社)大手町・丸の内・有楽町地区(以下、「大丸有」)まちづくり協議会は、同地区のスマートシティプロジェクトを始動した。

 同協議会は3月、スマートシティビジョンを公表。大丸有地区の日常・非日常におけるポテンシャルの拡大・レジリエンスの増強を目的とした区域の課題の解決を宣言した。それを踏まえ、4月にスマートシティ推進委員会を設置。その実現のための活動計画案の作成、および具体的な取り組みを始めている。その一環として、(株)ゼンリン、三菱地所(株)、東京地下鉄(株)とともに、バリアフリーWGを組成。すべての人の快適な移動を実現するためのサービスの検証や、必要な地図要素の検討を行なう。

 WGは、日常におけるレジリエンスを強化するための施策として、大丸有地区のバリアフリー化に取り組む。「大丸有地区を訪れる人のストレスフリーな移動支援」をテーマに、歩行困難者(主に車いす利用者を想定)に対し、駅施設(東京メトロ「大手町」駅)から地上部までの移動をより容易にするためのバリアフリーナビゲーションについて検討していく。

 検討期間は2021年3月末まで。移動の可視化による効率的・効果的なエリア開発への寄与、エリア訪問者の満足度向上によるまちの魅力向上・活性化を目指す。


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