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オフィスの遊休空間シェアに本格参入

 (株)スペースマーケットは4日、働くシーンに特化したスペースをマッチングする新サービス「スペースマーケットWORK」を開始。BtoBシェアリング領域への本格進出を発表した。

 同サービスは、企業・個人(ホスト)が所有・管理する不動産の遊休時間・空間を貸し出して、借り手(ゲスト)が打ち合わせや会議、テレワークなどの用途で借りられるもの。

 ホストにとっては、会議室やイベントスペース、飲食店舗の個室などを、空いている日や時間帯を限定して貸し出して収益化できる。テレワークによって稼働率が下がった会議室やワークスペースを「間貸し」するなど、有効活用できる点もポイントとなる。

 ゲストは、オフィスの家具や備品がそろったスペースを月・週単位で借りることができ、契約もオンラインで完結できる。契約時の初期費用が不要になり、オフィス開設時のコストを最小限に抑えられるという。

 なお、同サービスにおいて東日本電信電話(株)(NTT東日本)、(株)オカムラなど16社をパートナー企業として、ホストのサポートやゲストへのサービスを強化する。NTT東日本では、高速インターネット・スマートロックを備えたスペースの導入を支援するほか、オカムラとは都内3ヵ所にコラボスペースを開設。ゲストが同スペースを利用した際に、機能的でデザイン性の高いオフィス家具を体験できる。

 同社では、年内をめどに全国3,000ヵ所超のワークスペースの掲載を目指す。


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