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コロナの影響で減益/東建20年12月期2Q

 東京建物(株)は4日、2020年12月期第2四半期決算(連結)を公表した。

 当期(20年1月1日~6月30日)は営業収益1,524億3,400万円(前年同期比18.2%減)、営業利益185億9,000万円(同42.6%減)、経常利益170億4,400万円(同41.2%減)、当期純利益108億3,400万円(同45.9%減)となった。

 ビル事業では、ビル賃貸が前年同期と同水準で推移したものの、物件売却が減少したことで、セグメントの営業収益は585億1,900万円(同12.3%減)、営業利益166億5,800万円(同14.5%減)、事業利益(※)168億7,700万円(同14.4%減)となった。

 住宅事業については、住宅分譲の計上戸数が872戸(同6.9%減)と減ったものの、住宅賃貸の賃貸面積は15万5,230平方メートル(同63.8%増)、マンションの管理受託戸数は9万5,958戸(同2.9%増)と順調に拡大した。ただ、前年同期に都心大型物件を売上計上した影響により、セグメント営業収益は614億1,200万円(同25.3%減)、営業利益および事業利益は63億8,600万円(同48.0%減)となった。

 アセットサービス事業では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、駐車場運営の稼働率低下等の影響が出た。セグメント営業収益は217億500万円(同13.2%減)、営業利益および事業利益は4億6,600万円(同88.1%減)だった。

 通期業績予想については、コロナ禍の影響を受けて下方修正。修正後は、売上高3,500億円(修正せず)、営業利益480億円(修正前比9.4%減)、経常利益445億円(同3.3%減)、当期純利益310億円(修正せず)を見込む。

※事業利益=営業利益に持分法による投資損益を加えた数値。海外事業等の利益を反映するため、今期より公表する


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