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既存マンション価格天気図、三大都市圏は強含み傾向に

 (株)東京カンテイは31日、2020年7月度の「中古(既存)マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県におけるファミリータイプの既存マンションの流通価格を、70平方メートルに換算・集計。その価格変動を、上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」などの天気マークで表示している。

 同月は、「晴」が11地域(前月9地域)に増加した。「雨」は3地域(同4地域)、「曇」も13地域(同15地域)に減少した。「小雨」は8地域(同7地域)に増加し、「薄日」は12地域(同12地域)で横ばいだった。

 全国で天気が改善した地域は、15地域(同13地域)に増加。横ばいは22地域(同25地域)に減少した。悪化は10地域(同9地域)とわずかに増加した。

 47都道府県のうち、前月比価格が下落した地域数は23地域(同19地域)と増加。三大都市圏と地方中枢4都市で概ね価格の上昇傾向が見られ、北海道・愛知県・奈良県・和歌山県等で天候が改善した。一方、東北地方と北陸甲信越地方では秋田県・福島県・長野県・新潟県・富山県で天候が悪化し、多くの地域で弱含みの傾向となった。


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