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通年で“旬のぶどう“、社内ベンチャーが本格始動/三井不

GREENCOLLAR 第1号圃場

 三井不動産(株)は18日、世界でオンリーワンの生食用ぶどうカンパニーとなることを目標とする社内ベンチャー企業(株)GREENCOLLARが、本格始動したと発表した。

 GREENCOLLARは、グループの事業提案制度「MAG!C」により初の社内ベンチャー企業として2019年12月に設立。季節が真逆の北半球(日本)と南半球(ニュージーランド)で、シャインマスカット系の品種をはじめとした高品質な日本品種の生食用ぶどうを大規模に生産し、通年で“旬のぶどう“を世界へ販売する事業を推進する。

 日本における生産用地として、山梨県北杜市にGREENCOLLAR第1号圃場(約4ha、生産面積約2.2ha)を確保し、20年12月のぶどう棚完成を目指す。21年4月には生産パートナーの圃場に仮植え中のシャインマスカットの苗木約400本を移植する予定で、初収穫は23年8月となる見込み。
 生産活動のみならず、体験型農業イベントの実施、就農検討者のインターンシップの受け入れなども行ない、幅広い世代にグリーンカラー(ホワイトカラーでもブルーカラーでもない“より人間らしく、自然と生きる”層を意味する)というライフスタイルを体感できる場を提供し、大学・企業の研修場所、企業のPRや顧客とのコミュニケーションの場所などとしても活用することを予定している。

 国内外でテスト販売やPR活動を進めていくほか、コラボレーションメニューの開発、販売も行なっていく。また、作業技術の承継・教育支援や、品質の安定化、生産の効率化を目指し、ICTを活用した技術開発も推進していく。


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