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三井H、稲城に木造5階建てマンション

「(仮称)稲城プロジェクト」外観イメージ

 三井ホーム(株)は29日、木造の大規模中層賃貸マンション「(仮称)稲城プロジェクト」(東京都稲城市、総戸数51戸)を11月に着工すると発表した。

 建設地は、京王相模原線「稲城」駅徒歩4分に立地。敷地面積約1,499平方メートル、延床面積約3,738平方メートル、地上5階建て(1階が鉄筋コンクリート造、2~5階が木造)。住戸は、専有面積は50~94平方メートル、2LDK(48戸)・3LDK(3戸)。

 建物を適切に維持管理することで75~90年間の耐久性能を発揮するようにし、住宅性能表示制度における劣化対策等級3(最高ランク)の取得を実現。気密性・断熱性も高め、同制度における省エネルギー対策等級4(最高ランク)も取得できるようにした。壁倍率30倍の高強度耐力壁を開発・採用。従来品と比べ壁厚が約半分となり、土台や梁の本数も削減でき、パネル化により工事の短縮を図る。また、「高性能遮音床システムMute(ミュート)」を採用し、鉄筋コンクリート造で求められる要求性能と同等程度の遮音性能を実現。コンクリートを使用しないことで、工期の短縮、建物の軽量化にもつなげる。

 同プロジェクトは「国土交通省 令和2年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」において、木造の大規模中層建築プロジェクトである点が評価され、採択されている。上棟は2021年5月、竣工は同年11月を予定。


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