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不動産女性塾が8ヵ月ぶりセミナー開催

50名限定、三密を避け8ヵ月ぶりに開催された女性塾
「不動産業は交流に基づく仕事。女性塾を通して、どんどん人脈を深めていってほしい」と話した北澤塾長

 不動産業に携わる女性経営者や実務経験者を中心に組織する(一社)不動産女性塾(塾長:北澤商事(株)代表取締役会長・北澤艶子氏)は29日、明治記念館(東京都港区)でセミナーを開催した。

 冒頭、北澤塾長は「今年1月の新春セミナーから8ヵ月ぶりに女性塾を開催することができ、皆の元気な顔が見られてうれしい限り。これまで23回のセミナーを実施してきたが、参加者間で交流の輪が広がり、新たなビジネスにつながったケースもあると聞いている。不動産業は交流に基づく仕事。女性塾を通して、どんどん人脈を深めていってほしい」と挨拶。

 セミナーでは、消費者庁長官の伊藤明子氏が「消費者目線での経営を考える」をテーマに講演。「デジタル化の進展や電子商取引の拡大、自然災害の激甚化・多発化、新型コロナウイルス感染症の拡大等により、社会情勢は刻々と変化している」と、消費者の現状について言及。そうした中、「地域の見守りネットワークと連動して消費者の安全・安心を確保することが大切。また、事業者との協働により“だまされない消費者”“自分で考える消費者”になることを目指していただきたい」と話した。新型コロナウイルス関連では、予防効果等を標榜する不当表示への対応や、消毒・除菌商品に対する表示規制等について説明。「新しい生活様式」における消費者向け留意事項を示し、「災害に便乗した悪質商法や、住宅リフォームの悪質な点検商法には十分に注意を」と呼びかけた。


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