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三好不、DXで顧客との関係強化

 (株)三好不動産は9日、「入居者専用アプリ」と「オーナーWeb」をオープンしたと発表。両ツールを含めた「つながるMiyoshi DX 情報ハイウェイ」構想を明らかにした。

 業務効率化だけでなはなく、入居者・オーナーとの関係性強化・信頼向上を目指したもの。同社と顧客の情報共有のあり方を見直し、概念を変えることで業界の常識の変革を目指すDX(デジタルトランスフォーメーション)として位置付ける。

 入居者アプリ「totono(トトノ)」は、(株)スマサポが開発したパッケージ商品で、入居者からの退去や車庫証明などの各種申請の連絡、入居者情報の収集、同社によるサービス提供・情報発信の基盤として活用する。設備不良などのサービスリクエストをアプリ上のチャットで行なえるようにするなど、双方向性を重視することで賃貸管理会社の存在感を高める。

 「オーナーWeb」は、修繕や原状回復工事の依頼、サービス提供などを一括で管理。これらの事務処理をIT化することで、管理業務報告や承認をスピードアップし、資産相談業務にかける時間を増やす。また、端末を持っていないオーナー向けにレンタル制度も設ける予定。

 同社では、これらのツールの導入を通じて、これまで以上に入居者・オーナーとの厚い関係を構築していく。双方のデジタル化を通じて双方の距離を縮め、将来的には両システムで得られた情報を連携させる「つながるMiyoshi DX 情報ハイウェイ」構想を実現させていく。


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