不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

コロナ禍での宅建試験、感染防止対策を徹底

受験者はマスクを着けて試験に臨んだ(写真は専修大学神田キャンパス)

 (一財)不動産適正取引推進機構は18日、全国で「令和2年度宅地建物取引士資格試験」を実施。19日には受験状況(速報)を発表した。

 今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、6月に同機構が資格取得を急がない場合の受験自粛を要請。さらに、会場の確保が難しいことなどを理由に試験日を10月18日と12月27日の2回に分けるなど、異例の事態となった。

 全体の申込者数(速報値)26万1,030人のうち、18日受験分の申込者数は20万4,163人。受験者数は16万8,943人で、受験率は82.7%となった。登録講習修了者については申込者5万1,057人に対して受験者は4万5,493人、受験率は89.1%だった。

 18日の試験会場の1つとなった専修大学神田キャンパスでは約1,700人が受験。校舎に入館する際に検温、手指の消毒などが行なわれた。また、受験者同士の距離も従前よりも広く確保するなどの感染防止対策を実施した。

 合格発表は12月2日。なお、12月27日に受験する場合の合格発表は2021年2月17日。

会場の入り口では検温などを行なった
受験者の座席位置を調整し、従来よりも前後の距離を広く取った


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら