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プロロジス、草加で物流施設を起工

「プロロジスパーク草加」完成予想パース

 プロロジスは19日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク草加」(埼玉県草加市)の起工式を執り行なったと発表した。

 埼玉県企業局が整備する「草加柿木フーズサイト」内に開発するもの。「草加柿木フーズサイト」は、食品製造・加工等の業務を行なう企業が集積する産業団地。全体で約19万平方メートルの開発区域のうち、同施設は約7万平方メートルの敷地に開発する。延床面積約15万1,602.78平方メートル、鉄骨造(免震構造)地上4階建て。駐車場500台以上を確保し、カフェテリアや売店等のアメニティ設備により働きやすい環境を整える。

 草加柿木フーズサイトのコンセプトに合わせ、食品関連企業の入居を前提とした設計に。柱スパンは4tトラックが3台接車できる11mを基準に、11m×11mを採用した。1階北側部分には、食品加工・プロセスセンターなどが入居する際に必要となる、大規模な床かさ上げや排水経路に配慮した計画としている。

 また、中央車路とダブルランプウェイにより、大型トラックが各階へ直接アクセスできる設計を採用。防災面では、水害を想定した地面のレベル設計を計画することで、人命および入居企業の使用する冷蔵設備、自動化設備などの保護を図る。非常用発電機、給水設備、緊急地震速報、衛星電話なども設備。全館LEDを採用するほか、倉庫内は高天井用の人感センサー付きLED照明とし、入居企業の電気第削減にも寄与する。

 着工は11月、竣工は2022年4月の予定。


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