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ウイルス対策強化した新全館空調/地所H

「新・UVクリーンユニット」

 三菱地所ホーム(株)は20日、医療機器メーカーの日機装(株)が開発した深紫外線LEDを搭載した「新・エアロテック-UV」を発売した。

 同社は2014年より、全館空調システム「エアロテック」と空気洗浄機能のあるユニットで構成される「エアロテック-UV」の販売を開始。新型コロナウイルスの流行で換気や除菌などの重要性が見直される中で、今回ウイルス対策を強化した新商品の開発を行なった。

 「新・エアロテック-UV」は、日機装の空間除菌消臭装置「Aeropure(エアロピュア)」の技術を採用し、全館空調「エアロテック」に深紫外線LEDとエキスパンド光触媒フィルターで構成される「新・UVクリーンユニット」を組み込んだ。悪臭の原因物質となるウイルス等を同フィルターが補足、そこに深紫外線LEDから紫外線を照射し、ウイルス等を除菌・消臭。洗浄された空気をダクトを通じて各部屋に行き渡らせる。また、従来製品と比較し深紫外線LEDは長寿命のため、10年間機器交換の必要がないなど、メンテナンス負担も軽減できる。
 納品は2021年4月以降。販売価格は、同社モデルプラン(41.57坪)に搭載した場合、1システム253万7,000円(税別)。

 同日会見した同社代表取締役社長の加藤博文氏は、「日機装のエアロピュアは新型コロナウイルスの不活化効果がすでに実証されており、現時点で一番有効なウイルス対策だと思っている。全館空調のパイオニアとして、多くの人が健康に暮らせる環境を提供していきたい」などと述べた。

左が三菱地所ホーム代表取締役社長の加藤博文氏、右が日機装代表取締役社長の甲斐敏彦氏


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