森トラスト・ホテルリート投資法人（MTH）は21日、2020年8月期決算を発表した。
当期（20年3月1日～8月31日）は、営業収益17億7,000万円（前期比32.7％減）、営業利益9億8,800万円（同47.8％減）、経常利益8億8,100万円（同50.5％減）、当期純利益8億8,000万円（同50.6％減）。1口当たり分配金は1,761円（同1,802円減）となった。
新型コロナウイルス感染症の影響により、保有物件について各ホテルの事業環境や運営状況を月毎に把握した上で、収益向上を図るための協議をホテル側と継続的に実施。変動賃料導入ホテルは、20年2月以降のホテル運営業績に基づく賃料が大幅に減少した。期末ポートフォリオは5物件、取得価格合計は1,085億円。客室数合計は1,469室。
次期の業績予想については、新型コロナウイルス感染症の世界規模での拡大が未だ収束していない状況下にあることに加え、現時点ではGo To トラベル等による業績への影響を合理的に見積もることが困難であるため、算定が困難であると判断。20年12月中を目途に運用状況の予想の開示を行なう予定。