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既存マンション天気図、「晴」が増え「雨」減少

 (株)東京カンテイは27日、2020年9月度の「中古(既存)マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県におけるファミリータイプの既存マンションの流通価格を、70平方メートルに換算・集計。その価格変動を、上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」などの天気マークで表示している。

 同月は、「晴」が17地域(前月16地域)に増加。「雨」は4地域(同6地域)に減少。「曇」は13地域(同11地域)、「小雨」は7地域(同6地域)とそれぞれ増加し、「薄日」は6地域(同8地域)に減少した。

 全国で天気が改善した地域は、10地域(同14地域)に減少。横ばいが30地域(同21地域)に急増しており、悪化は7地域(同12地域)に減少した。全国的には目立った価格の変動を示した地域はわずか。地方中枢4都市のうち、仙台市、広島市、福岡市では価格が上昇しており、宮城県と広島県はそれぞれ改善している。既存マンション市場は順調に動いているものの、売り出し価格の水準は様子見の状態が続き、停滞している様子が伺えるとした。


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