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住宅部門は増収増益/野村不HD21年3月期2Q

 野村不動産ホールディングス(株)は27日、2021年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~9月30日)は、売上高2,239億3,500万円(前年同期比9.3%減)、営業利益241億8,700万円(同11.5%増)、営業利益に持分法投資損益と企業買収に伴い発生する無形固定資産の償却費を足した事業利益は246億4,800万円(同11.1%増)、経常利益194億2,900万円(同8.9%増)、当期純利益120億3,000万円(同3.5%減)だった。

 住宅部門は、計上物件の平均価格の上昇、および粗利益率の向上により、売上高は839億800万円(同30.8%増)、事業利益17億6,400万円(前年同期:事業損失49億9,200万円)の増収増益となった。通期の計上予定売上高に対する当期末の契約進捗率は86.6%、契約済み未計上残高は3,328戸(前年同期比947戸減)。

 都市開発部門については、物件売却収入の減少、賃貸(商業施設)事業における賃貸収入の減少等により、売上高は804億200万円(同32.9%減)、事業利益は152億9,500万円(同18.7%減)にとどまった。

 仲介・CRE部門では、売買仲介におけるリテールの取扱件数および取扱高の減少により、手数料収入が減少。売上高は176億9,300万円(同3.1%減)、事業利益は31億4,500万円(同5.9%減)となった。

 なお通期については、売上高6,000億円、営業利益610億円、事業利益600億円、経常利益490億円、当期純利益310億円を見込んでいる。


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