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緑地隣接の住環境、多面採光の住戸に高評価

「クレヴィア小杉御殿町」完成予想図
モデルルーム。専有面積60㎡台でも多面採光、ワイドスパンで開放感がある

 伊藤忠都市開発(株)は、分譲マンション「クレヴィア小杉御殿町」(川崎市中原区、総戸数47戸)の第1期抽選販売を11月下旬をめどに行なう。

 同物件は、JR南武線「武蔵中原」駅徒歩14分、東急東横線他「武蔵小杉」駅徒歩19分に立地する、地上4階建ての低層マンション。約1,800平方メートルの建設地は、共同住宅(2棟)の跡地。北側を等々力緑地、東側を神社に接し、府中街道からも奥まった閑静な住宅地。
 建物は東西に長い板状型で、住戸間に風と光の通り道「ヴォイドガーデン」を5ヵ所に設置し、建物を東西で2分割したWコアとした。廊下や外階段(ヴォイド)を通じて光と風を導くほか、建物中央にも吹き抜けを設けることで、47戸中45戸を多面採光の角住戸としているのが特徴。外観は左官仕上げとボーダータイル、天然石を組み合わせ、多様な表情を持たせた。また、多摩川が近く浸水ハザードエリアのため、エントランスは地上より50cm高くするなど浸水対策も施している。

 テレワークの増加など新しい暮らし方へ対応を商品企画に盛り込むため、19年夏に建設地周辺のユーザーアンケートを実施。住戸とは別の「離れ」に対する評価が高かったことから、住戸から独立したサードプレイス「+HANARE(プラスハナレ)」を4階部分に設置する。
 居住者がテレワーク等に利用できる共用の「+HANARE Common」4室(各室4平方メートル)、居住者の交流の場となる共用の和室「+HANARE Shere-an(シェアン)」1室(15平方メートル)のほか、4階のプレミアム住戸4戸に付属する専有空間「+HANARE Private」4室(各室6.5平方メートル)を用意。Wi-Fiを備え、仕事や勉強、読書、趣味の空間として無料で利用できる。

 住戸は全19タイプ。2LDK~4LDK、専有面積約60~115平方メートル。全戸8,000mm以上のワイドスパンで、食洗器、ディスポーザーが標準。天井高は2,450mm。プレミアム住戸は、キッチン御影石天板の拡大、タイル張り廊下など仕様がグレードアップし、水回り位置の変更を含めたオーダーメイドにも対応する。

 第1期は10~15戸を販売予定。予定販売価格は、6,250万~1億1,590万円。予定最多価格帯は6,700万円台。坪単価は約319万円。7月1日のホームページオープンからの反響は500組。9月19日からのモデルルーム来場者が約100組。地元中原区からの反響が6割、隣接する横浜市港北区からが2割で、東横線沿線検討者が過半。武蔵小杉駅前のタワーマンションからの住み替え検討者も多い。プレミアム住戸は、シニア富裕層の買い増し、40歳代の高年収サラリーマンからの引き合いが多いという。

「+HANARE Common」の再現モデル。物件内に4室設けられ、入居者はオンラインで予約すると、1日6時間まで無料で利用できる


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