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景気DI、不動産は6ヵ月連続で上昇

 (株)帝国データバンク(TDB)は5日、2020年10月の「TDB景気動向調査」の結果を発表した。有効回答数は1万1,448社。

 同月の景気動向指数(景気DI:0~100、50が判断の分かれ目)は、33.8(前月比2.2ポイント上昇)。生産・出荷や個人消費が上向き、5ヵ月連続のプラスとなった。

 業界別では、全10業界のうち、「その他」を除く9業界、51業種中46業種で前月比プラスとなった。「不動産」は36.4ポイント(同0.8ポイント上昇)と6ヵ月連続で上昇。企業からは、「首都圏から地方への人の移動が目立つ」(建売事業者)、「投資用の1棟物件への需要が好調」(不動産代理・仲介事業者)との声が挙がった。「建設」は41.1ポイント(同0.7ポイント上昇)だった。

 また、「旅館・ホテル」業種は27.2ポイント(同14.8ポイント上昇)と過去最大の増加幅を記録。地方の旅館・ホテルを中心に稼働率や販売単価の回復が見られた。

 企業規模別では、「大企業」(36.4、同2.5ポイント増)、「中小企業」(33.3、同2.2ポイント増)、「小規模企業」(33.9、同1.9ポイント増)といずれも5ヵ月連続でプラスとなった。


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