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アフターコロナのトレンドは「クラシゴト改革」

 (株)リクルート住まいカンパニー(以下、住まい)と(株)リクルートキャリア(以下、キャリア)は2日、アフターコロナを見据えた暮らし方の新たな潮流を示すキーワード「クラシゴト改革」を発表した。

 コロナ禍の緊急事態宣言を機にテレワークが加速。キャリアの調査によると全国で48.0%、東京都内では71.1%がテレワークを経験した。また、自己判断でテレワークをできるようになった人の約6割が「良かった」と捉えている。

 毎日会社に行く必要がなくなったことで、住まいへの価値観も変化がみられた。住まいの調査によれば、今後もテレワークが続く場合に住み替えを検討したいという人は24%に上っている。加えて、二地域居住や都心以外への居住に対する関心も高まっており、二拠点生活意向者は27.4%となり、2018年11月に実施した調査から13.4ポイントの大幅上昇となった。特に、都心から100km圏内の郊外エリアの需要が伸びているという。

 仕事や暮らしでの自由度が上がったことで、あらためて人生を見つめ直し、幸福を追求する人が増えている。緊急事態宣言前後において、13.1%の人が「人生を見つめ直した」と回答している。

 こうした調査結果等を通して、テレワークの浸透をきっかけに暮らしや仕事についてあらためて考える人が増えくることが分かった。その中で、幸福を求めて生き方そのものを見直す人も増えると予測。そうした変化について、「クラシゴト改革」と定義した。


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