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須磨海浜公園再整備、CASBEE街区評価Sランク

 (株)サンケイビルを代表企業とする神戸須磨 Parks + Resorts 共同事業体(※)は8日、「須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業」がCASBEE街区評価認証制度におけるSランクを取得したと発表した。

 CASBEE街区評価認証制度は、2023年に新基準になり、同事業は新基準で日本初のSランク取得となった(旧基準を含めると8物件目)。

 阪神・淡路大震災の際に、インフラの断絶により水冷式発電機が起動できず取水・ろ過が不能となり、多くの飼育生物が犠牲となったこと等から、同事業では「熱」「水」「防災」の3つの軸で大型災害時のエネルギー面での自立、通常時におけるエコな施設整備を含めたサステナブルな取り組みを実施。熱源水ネットワークと水冷熱源方式によりエネルギー消費量の25%削減を目標に、水族館の特性にあわせたエネルギーの効率利用を行ない、環境負荷の低減に取り組んでいく。

 また、超節水型ろ過システムでの海水使用量の削減、井水処理設備の高度利用による一般空調・暑熱対策等を行なうことで、施設全体の水使用を削減。さらに海水取水設備により通常時・非常時に動力不要で取水するなど、BCPを強化する。

 その他、「BELS」や「建築物エネルギー消費性能向上計画認定」「サステナブル省CO2先導事業採択」「省エネ街区形成事業採択」「災害時の強靭性向上支援事業採択」の計6つの環境認証を取得している。

(※)代表企業:サンケイビル、構成員:三菱倉庫(株)、JR 西日本不動産開発(株)、(株)竹中工務店、阪神電気鉄道(株)、芙蓉総合リース(株)、(株)グランビスタ ホテル&リゾート


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