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“コンシャス”な街のトップは「沖縄県中頭郡北谷町」

 大東建託(株)は16日、「いい部屋ネット コンシャスな街ランキング2020<全国版>」結果を発表した。

 「コンシャスな街」とは、普通に暮らす街の住みここちではなく、仕事と生活を柔軟に統合した「ワークライフインテグレーション」を志向する人々にとっての「多様な人々がいて刺激的な街」「出会いとチャンスがある街」と定義している。「出会いがある」「個性的な人が多い」といった14の設問に対し、「そう思う(2点)」「どちらかといえばそう思う(1点)」「どちらでもない(0点)」「どちらかといえばそうは思わない(-1点)」「そうは思わない(-2点)」の平均値を集計して作成。調査期間は、3月17日~4月3日。全国47都道府県居住の20歳以上の男女、18万7,823名の回答を集計した。

 コンシャスな街(自治体)トップは、「沖縄県中頭郡北谷町(なかかみぐんちゃたんちょう)」(偏差値80.6、住みここち39位)。「外国人比率が高く、街に多様性がある」「個性的な人が多い」「さまざまなチャンスがある」などの評価が高かった。以下、2位「東京都港区」(同75.4、同18位)、3位「大阪市北区」(同74.8、同11位)、4位「東京都中央区」(同73.7、同2位)、5位「東京都渋谷区」(同72.7、同14位)。上位にランクインしている自治体は、「飲食店や飲み屋の充実度」「歩いて生活する良さ、歩行者への優しさ」「新しい出会いがある」「さまざまなチャンスがある」「街がいつも変化している」の項目が偏差値70以上であることが多かった。

 コンシャスな街(駅)ランキングでは、「麻布十番」(東京都港区、東京メトロ南北線、同79.4)がトップに。2位「表参道」(東京都港区、東京メトロ銀座線、同79.4)、3位「神泉」(東京都渋谷区、京王井の頭線、同79.0)、4位「新宿御苑前」(東京都新宿区、東京メトロ丸ノ内線、同78.5)、5位「六本木」(東京都港区、東京メトロ日比谷線、同77.7)と続いた。コンシャスな街(自治体)と比べると、「飲食店の充実度」と「地元出身でない人のなじみやすさ」で偏差値70以上の街(駅)が多い結果となっている。


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