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京橋に「エンジニア」共創の場/東京建物

工作室には、レーザーカッターや3Dプリンター、立体面に印刷ができるUVプリンターなども備える

 東京建物(株)は17日、(株)東京メイカー(東京都中央区、代表取締役:毛利宣裕氏)と提携し、企業の枠を超えた「エンジニア」の共創を促進する施設「TOKYO IDEA EXCHANGE(TIEX/トーキョー・アイディア・エクスチェンジ)」(東京都中央区)を開設すると発表した。

 東京メイカーは、3Dプリンターによるものづくりの場を開設し、ものづくりを通じてアイディアの実現に取り組む活動を推進。両者は、一流のものづくりエンジニアとクリエイターが集まるアイディアの交換所としてTIEXを開設し、京橋地区からの新産業創造を目指す。

 スタートアップ向けオフィス「xBridge-Tokyo Next(クロスブリッジトウキョウ ネクスト)」(東京都中央区)の1階に位置。面積64平方メートルに、メンバーが集まり議論する場に加えて、そこで出たアイディアを形にすることができる工作室も備える。

 共創の場としてコミュニティ「Engineers United Society(エンジニアズ・ユナイテッド・ソサエティ」も運営。1コース5~6人、1クール3ヵ月で、アイディア出しからプロトタイプ作成までを行なう活動などを実施していく。また、小ロッドや小サイズで大企業では対応できない、図面等がなく製作できないといった要望に取り組む「ものづくりコンシェルジュ」サービスや、約30社のものづくり中小企業ネットワークを生かし、大企業やスタートアップ企業からの依頼に対して高度な試作品を提供する「リーン・プロトタイピングサービス」も展開していく。

 なお、取り組みは3月から開始しており、すでに慶應義塾大学病院感染制御部、橋本総業(株)らと3社共同で「コロナ対策機器(超軽量飛沫感染防止BOX型シールド)」を開発している。


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