大和ハウスグループの大和エネルギー(株)は3日、同社運営の太陽光発電所「DREAM Solar 兵庫豊岡」(兵庫県豊岡市)の長期安定稼働と発電効率最大化に向け、自社過去最大規模となる「リパワリング」(主要機器の性能向上や旧式設備の刷新などにより、発電量を高める取り組み) を実施したと発表した。
太陽光発電設備を長期的に安定運用していくためには、太陽光パネルの出力低下やパワーコンディショナの経年劣化に対応するために、点検・更新など適切な維持管理が重要となる。同施設の設備容量は、約2,160kw(DC容量)。2017年の取得から9年が経過しており、設備更新による発電効率の向上と長期安定化稼働の実現を目的に、太陽光パネルやパワーコンディショナを全面的に更新した。
今回のリパワリングでは、従来の片面受光型パネルを表裏の両面で発電できる両面受光型パネルへ更新するとともに、敷地内に防草効果を備えたマルチライニングシート(太陽光発電所のパネル下の地表に敷設する防草および反射効果を目的としたシート)を敷設。地面からの反射光を活用することで発電効率の向上を図った。
パワーコンディショナについては、発電した電力を少数の大型機器でまとめて変換する「集中型」から複数の小型機器で分散して変換する「分散型」へと更新。一部機器が故障した場合の発電所全体への影響を抑え、保守性の向上や運用コストの低減を実現した。また、撤去したパネルは廃棄せず、リユースパネルとして再活用することで、環境負荷にも配慮している。
発電量・売電収入ともに、初年度計画値で最大約40%の向上を見込んでいる。今回の取り組みを通じて得た発電量解析による効果検証の結果を踏まえ、自社で運営する発電所で順次リパワリングを展開していく。また、同様の課題を抱える他の発電事業者や、同社が太陽光発電設備の施工・導入を手掛けた顧客に対しても、リパワリングの投資対効果の試算から設計、施工、アフターフォローまでをワンストップで提供するサービスを展開していく。