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シドニーで第1号のビル開発PJ竣工/ダイビル

「275 George Streeet」外観

 ダイビル(株)は17日、オーストラリアで開発を推進してきたオフィスビルプロジェクトの初弾「275 George Streeet」の竣工を発表した。

 現地ゼネコン大手John Holland Group(JHG)から土地を取得し、当該区画におけるオフィスビル開発業務をJHGに委託するというスキーム。12月10日の竣工後、JHGよりビルを引き渡された。

 シドニーのCBD(中心業務地区)を南北に走る目貫通りGeorge Streetに面する角地に位置。敷地面積634平方メートル、鉄筋コンクリート造地上15階地下3階建て。室面積は約7,300平方メートル。

 外装は、シドニー産のサンドストーン(砂岩)とガラスを組み合わせ、印象的な仕上がりに。オフィスフロアは無柱で、住戸は東・西・北の3方向が道路に面しており、自然光が多く入る開放的な空間で、最上階(15階)にはテラスおよびメザニン(中2階)を設置。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、洗面台水栓およびトイレ水洗ボタンのタッチレス化、空調システム用UVフィルターの追加設置を行ない、感染対策にも留意している。

 同社は、中期経営計画における重点施策の一つとして「海外事業の推進」を掲げ、オーストラリアをベトナムに次ぐ第二の軸と位置付けている。今後も、シドニー・メルボルン等の主要都市において2号案件の取得を目指す。


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