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銀座にコロナ対応のオフィス初弾/サンフロ不

「向き合わない」に配慮したオフィスレイアウト

 サンフロンティア不動産(株)は21日、同社が保有する「銀座クイント」(東京都中央区)8階に、次世代型セットアップオフィスをオープンしたと発表した。ウィズコロナ時代に本格対応したオフィスプロジェクトの第1弾。

 執務エリアは、従来型のオフィスにおける1人当たりの執務面積平均と比べ、約2.5倍となる2.6坪とし、ソーシャルディスタンスを確保。パーテーションやスタッグ式レイアウトにより、向き合わないデスク配置を採用している。さらに、電話会議用のテレカンブースを設置するなど、ウィズコロナ時代に本格対応したレイアウトとした。

 マスクを着けたまま顔認証とともに検温・打刻管理が可能な「AI顔認証セキュリティ」を導入。病院や精密機器工場で採用される「気圧コントロールシステム」を利用し、執務室内への汚れた空気の侵入を防ぐ。映画館やホールなどの大空間で利用される「床吹出・置換換気」も導入。空気中に浮遊するウイルスを減少させる「紫外線対策設備」など、「空気をデザインする」をテーマに最新鋭の設備を備えた。

 オールインクルーシブ制の料金設定を採用。利用料には、水道光熱費、Wi-Fi通信費、清掃費、廃棄物処理費、セキュリティ費、内装・什器・印刷複合機使用料のほか、原状回復工事費用が含まれており、固定費や入居時の移転コストを大幅に圧縮している。

 「銀座クイント」は、東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線「銀座」駅徒歩6分に位置。募集フロア(8階)の面積は、337.15平方メートル。


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