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3D都市モデルでまちづくりのDXを推進/国交省

 国土交通省は22日、推進する3D都市空間モデル整備「Project “PLATEAU(プラトー)”」について発表。同日、プロジェクトの成果を情報発信していくためのティザー版Webサイトを公開した。

 同プロジェクトは、3D都市空間情報プラットフォームとして、実世界(フィジカル空間)の都市を仮想的な世界(サイバー空間)に再現する取り組み。都市空間に存在する建物や街路といったオブジェクトに名称や用途、建設年といった都市活動情報を付与することで、都市空間そのものを再現する。さまざまな都市活動データが3D都市モデルに統合され、フィジカル空間とサイバー空間の高度な融合を実現することで、都市計画立案の高度化や、都市活動のシミュレーション、分析等を行なうことが可能となる。

 同省では、現在、全国約50都市の整備を推進しており、ティザー版では、東京23区全域を網羅した3D都市モデルなどを先行公開。今後は、1~3月にかけて追加公開し、ユースケース事例や公開実証実験の結果も公開する。4月に3D都市モデルをはじめとする各種データをオープンデータ化し、誰もが活用できる環境を整備。同プラットフォームを活用した都市計画・まちづくり、防災、都市サービス創出等の実現を目指す「まちづくりのDX」の取り組みを推進していく。


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