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野村不HD、初のサスティナビリティボンド発行

 野村不動産ホールディングス(株)は19日、環境・社会双方の課題解決に資する施策・プロジェクトに充当する資金調達のため、同社初の「サスティナビリティボンド」を発行すると発表した。

 「サスティナビリティボンド」とは、調達資金の使途を「社会課題の解決に資するものであること」と「環境改善効果があること」に限った債券のこと。同社グループでは、企業理念に掲げる「未来(あした)につながる街づくり」の実現を重要テーマに位置付けている。また、SDGs17目標の達成に貢献するため、「環境」「安心・安全」「コミュニティ」「健康・快適」の4テーマでさまざまな取り組みを進めている。今回、「野村不動産グループ・サスティナビリティボンド・フレームワーク」を策定。同枠組みに基づいて調達資金は環境・社会課題の解決に貢献する的確事業に関する支出・投資の新規ファイナンス・リファイナンスに充当する。

 発行総額は100億円で、発行予定時期は2021年2月以降。主幹事証券会社は野村證券(株)。調達資金は、PMOやH1T、OUKASに要した資金のリファイナンスを目的とした子会社への投融資資金に充てる。


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