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賃貸マンション家賃、神奈川や名古屋が全面積帯で上昇

 アットホーム(株)は27日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2020年12月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義して調査。対象は首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリア。

 平均募集家賃の前年同月比上昇率トップを見ると、マンションでは30平方メートル以下(シングル向き)が「千葉県」(前年同月比2.6%上昇、12月の平均家賃6万1,387円)、30~50平方メートル(カップル向き)が「福岡市」(同4.6%上昇、同7万3,855円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)も「福岡市」(同6.4%上昇、同9万1,733円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が「神奈川県」(同15.5%上昇、同18万1,487円)となった。神奈川県・埼玉県・千葉県・名古屋市が全面積帯で平均募集賃料が前年同月を上回った。また、大型ファミリー向けマンションの上昇率トップ3はいずれも首都圏となり、神奈川県・千葉県では15年1月以降の最高値を更新した。

 アパートの上昇率トップは、シングル向きが「福岡市」(同5.3%上昇、同3万8,667円)、カップル向きが「東京23区」(同2.1%上昇、同9万9,360円)、ファミリー向きも「東京23区」(同5.3%上昇、同13万3,134円)。東京23区は全面積帯で15年1月以降最高値を更新する結果となった。


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