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郊外住宅地の老朽化問題を検討/JARES

 (公社)日本不動産学会は、シンポジウム「老朽化する郊外住宅地とエリア再生」を3月11日に開催する。

 高度成長以前に整備された郊外住宅地において、住宅の管理不全や空き家化が進展。集合住宅が含まれる場合は建て替えが困難で、空室化と老朽化が進む建物が放置される危険性もある。こうした問題は老朽化する住宅を体系的・総合的にバージョンアップする仕組みが存在しないことに起因するとし、同シンポジウムでは、郊外住宅地を再整備しバージョンアップするための課題の抽出、新しい枠組みづくりと制度の改革に向けて今後対応策や整備手法につなげる道筋を示すことを目的に開催する。

 「成熟社会に対応した郊外住宅市街地の再生の課題」(国土交通省国土技術政策総合研究所住宅研究部長・長谷川 洋氏)、「郊外住宅地のインフラ・公共施設に関連する管理・更新の課題」(日本大学経済学部教授・中川雅之氏)など、5つのテーマの報告を実施。その後、東京都市大学環境学部教授の室田昌子氏のコーディネートによるパネルディスカッションも実施する。

 「日比谷国際ビルコンフェレンススクエア」(東京都千代田区)での現地開催と、Zoomウェビナーのハイブリット方式で開催。時間は13時~16時40分。参加費用は無料。定員は現地が50人、ウェビナーが200人。参加申し込みは、メール(jares●js4.so-net.ne.jp(●=@))で受け付ける。申込者は、シンポジウム名(3月11日シンポジウム)、氏名、区分(同学会会員、後援団体関係者、一般のいずれか)、勤務先・所属、メールアドレス、参加方法(現地・ウェビナー)を記載しメールする。


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