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団地再生の実現目指し、産学一体で共同研究

 九州大学大学院芸術工学研究院、NTTアーバンソリューションズ(株)、西部ガス(株)は8日、都市型集住環境の再構築を目指し、共同研究を開始したと発表した。

 国内に5,000近く存在する都市型集合住宅(団地)は、現代の生活スタイルやバリアフリーに対応していないものが多く、時代に即した住環境の再構築が求められている。再構築にあたっては、一般的に「建て替え」や「大規模修繕」等の方法がとられるが、住民の合意形成、知識やノウハウを持った専門家の招集等が必要となるため、実施に至らないまま建物の老朽化や空き家化が進行するケースもある。こうした問題解決のため、3者が蓄積した知見・技術を生かし、住民に寄り添った団地再生の実現を目指す。

 九州大学大学院芸術工学研究院は、建築計画学や都市計画学研究の知的財産を生かし、計画・技術・社会・制度等に関する研究を実施。NTTアーバンソリューションズは、豊富な都市開発の実績で、技術・マーケティング等に関する知見を提供。西部ガスについては、タウンマネジメントの実績を生かし、住民コミュニティの醸成、合意形成に向けた方策等の検討を支援する。


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