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東急不、学生レジに抗ウイルス・抗菌加工を実施

 東急不動産(株)は10日、今春開業する学生レジデンス「CAMPUS VILLAGE」4物件において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえ、抗ウイルス・抗菌加工を実施すると発表した。

 共有部の壁などに、抗ウイルス・抗菌・消臭効果のある「ハイブリット触媒ラーフエイド施工」を行なう。長期間にわたり空気中の酸素と反応して定着部の清浄度を保つことができるため、適宜の消毒作業が難しい壁に施工することで、接触や飛沫不着が原因となる感染症リスクの低減が期待できる。

 新型コロナウイルス感染症の原因である新型コロナウイルスと遺伝学的特徴が同じ別のウイルスを用いた実験では、99.9%のウイルスが不活性化することが確認されている。

 新規4物件は「多摩センター」(東京都多摩市、総室数215室)、「赤塚新町」(東京都板橋区、総室数127室)、「元住吉テラス」(神奈川県川崎市、総室数97室)、「京都下鴨東」(京都市左京区、総室数81室)。いずれも3月に入居を開始する予定。

 なお、首都圏の物件においては、エントランスに検温器、食堂にパーテーション、エレベーターに除菌装置を設置する。


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