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名古屋・栄のビル建替PJが民間都市再生認定

建て替え後の「中日ビル」外観完成予想図

 国土交通省は26日、中部日本ビルディング(株)による「中日ビル建て替え計画」(名古屋市中区)を優良な民間都市再生事業計画に認定したと発表した。

 計画地である栄エリアは、都市再生緊急整備地域・特定都市再生緊急整備地域に位置しており、近年商業集積がみられる一方で、大規模な機能更新は進んでおらず、再開発等による広域・国際的な商業・業務基盤の整備が求められている。同事業では、大規模なオフィス・商業のほか、ホテルや多目的ホールといったMICE機能も整えることで、国際性を高め、賑わいの形成・エリア回遊性の向上も推進。さらに、災害時の帰宅困難者受け入れや防災備蓄倉庫の整備などを通じ、同エリアの防災性向上にも寄与することで、エリアのシンボル拠点の形成を目指す。

 道路や緑地等を含む事業区域全体の面積は1万69.87平方メートル。建て替え後のビルの敷地面積は6,862.35平方メートル。建物は鉄骨造一部鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート造地上33階地下5階建て、延床面積は11万7,300平方メートル。

 2021年2月に着工済み、23年7月末の竣工を予定している。


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