不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

20年の商業用不動産投資額、減少幅が縮小

 JLLは、2020年通年と20年第4四半期の世界の商業用不動産(オフィス、リテール、インダストリアル、ホテル、複合用途、住宅、その他)の投資額を発表した。

 通年投資額は7,620億ドル(前年比28%減)と、アメリカ大陸、イギリス、ドイツ、フランスでの投資活動が回復等が寄与し、減少幅が縮小した。第4四半期の投資額は2,670億ドル(前年同期比21%減)。

 地域別でみると、アメリカ大陸の通年の投資額は3,390億ドル(前年比38%減)、第4四半期の投資額は1,180億ドル(前年同期比30%減)、EMEA(ヨーロッパ、中東およびアフリカ大陸)の通年の投資額は2,820億ドル(前年比17%減)、第4四半期の投資額は1,050億ドル(前年同期比17%減)、アジア太平洋地域の通年の投資額は1,410億ドル(前年比20%減)、第4四半期の投資額は440億ドル(前年同期比横ばい)となった。

 都市別投資額は、1位パリ(231億ドル)、2位ロンドン(228億ドル)、3位東京(227億ドル)、4位ロサンゼルス(194億ドル)、5位ニューヨーク(190億ドル)となり、ゲートウェイ都市での投資がみられた。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら