不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

都心5区ビル空室率、7ヵ月連続で上昇

 三幸エステート(株)は11日、2021年2月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は1.86%(前月比0.18ポイント上昇)と、7ヵ月連続で上昇。オフィス需要の伸び悩みが継続しており、募集床が後継テナントを確保できず空室となるケースが相次いでいるとした。

 1坪当たりの募集賃料は2万9,417円(同217円下落)と10ヵ月連続で下落。募集面積は52万9,864坪(同2万4,861坪増)と増加した。

 全国6大都市の空室率は、東京23区2.0%(同0.1ポイント上昇)、札幌市1.5%(同0.1ポイント上昇)、仙台市4.3%(同0.5ポイント下降)、名古屋市1.8%(同0.2ポイント上昇)、大阪市2.3%(同0.1ポイント上昇)、福岡市2.1%(同0.2ポイント下降)と、6都市中4都市で空室率が上昇した。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら