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新長田で住宅・病院の複合施設/ミサワH他

「ASMACI神戸新長田」完成外観予想図

 ミサワホーム(株)、京阪神電鉄不動産(株)、医療法人一輝会の3者は12日、住宅と病院の複合施設「ASMACI(アスマチ)神戸新長田」(神戸市長田区)を着工したと発表した。

 阪神・淡路大震災により甚大な被害を受けた「新長田」駅南地区における、震災復興再開発事業の一環。ミサワホームと京阪神電鉄不動産が共同で販売する分譲マンション「ファインレジデンス神戸新長田」(総戸数80戸)と、一輝会が運営する「荻原記念病院」(病床数142床)との複合施設。

 神戸市営地下鉄西神・山手線、海岸線「新長田」駅徒歩5分に位置。敷地面積3,736.70平方メートル、延床面積1万5,078.38平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て。1~5階が病院、6~14階が分譲マンションとなる。

 病院と連携したサービスをマンション住民に提供。インターフォンを介し病院から予防接種や健康セミナー等を案内する。また、予約システム等の活用により、自宅で診療の順番を待つことが可能。ラウンジ内に設けた居住者専用のコワーキングスペースを設け、テレワーク需要にも対応する。
 被災生活を想定し、防災バッグを住民に提供するほか、共用部には備蓄品を設置。住民同士による防災意識の立ち上げをサポートする。

 分譲マンションの間取りは2LDK~3LDK、販売価格は未定。6月から販売を開始する。
 竣工は2023年1月の予定。


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