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第11回「不動産協会賞」受賞作品を決定

 (一社)不動産協会は12日、第11回「不動産協会賞」の受賞作品を発表した。

 同賞は、社会貢献活動の一環として、日本経済や国民生活に関する著作物の中から、選定・表彰しているもの。「国際競争力を高める都市再生」「良好な住宅ストックの形成」「防災・減災」「環境問題」「持続可能なまちづくり」「コンプライアンス」「法制度」「エネルギー問題」など、幅広い分野の著作物を対象としている。

 今回受賞したのは、近年、一層深刻化する社会的孤立や孤独という問題に対し、「地域での人のつながり」での解決を試みる事例や取り組みを紹介する『社会的処方:孤立という病を地域のつながりで治す方法』(西 智弘編著・学芸出版社)、日本企業の産業競争力の低下などの課題を、「資本主義の非物質主義的転回」の分析を通じて、日本経済のあるべき将来像に迫った『資本主義の新しい形』(諸富 徹著・岩波書店)、ペンキ塗りボランティア活動をまちづくりにつなげ、海外へと拡げた研究と運動の記録『色を使って街をとりもどす:コミュニティから生まれる町並み色彩計画』(柳田良造、森下 満著・学芸出版社)の3作品。


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