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TOKYO TORCHのホテル等を共同取得/地所、東京センチュリー

 三菱地所(株)と東京センチュリー(株)は16日、開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」(東京駅前常盤橋プロジェクト)街区の「TORCH TOWER(トーチタワー)」内のスーパーラグジュアリーホテルと大規模ホールを、新設特定目的会社を通じて共同取得すると発表した。

 同プロジェクトは、約3万1,400平方メートルの敷地にオフィス、商業施設で構成する「常盤橋タワー」、オフィス・ホテルで構成する「トーチタワー」および変電所、下水道局を建設するもの。総延床面積は約74万平方メートル。「トーチタワー」は、地上63階建て地下4階建て、延床面積約54万4,000平方メートル。2023年度着工、27年度竣工予定。

 同ホテルは、トーチタワーの57~61階に位置。約100室の客室数を想定している。地上300m超で東京都心を一望できる眺望。また、57階のホテルロビー部分に緑と風に包まれる半屋外空間の丘を創出する。ホテルブランド・オペレーターは未定。

 3~6階に整備する大規模ホールは、2,000席級の収容人数を予定。都心型MICEネットワークの核としての機能を担うとともに、ライブエンターテインメントを通じた文化の発信に寄与する。また、敷地内にある約7,000平方メートルの大規模広場と連動したコンテンツの企画も検討している。

 両社はすでにトーチタワーのオフィス部分についても常盤橋インベストメント特定目的会社を通じて取得しており、関係権利者との開発を進めていく。

 新設する特定目的会社は、TOKYO390 特定目的会社(東京都中央区、取締役:森安圭介氏)。7月中旬以降に優先出資を行ない、三菱地所の連結子会社となる予定。出資総額は560億円で、三菱地所が66.665%、東京センチュリーが33.335%を出資する。

写真の中心が「トーチタワー」


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