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三井不動産、タイでグループ初の海外物流施設を着工

 三井不動産(株)は7日、タイ・バンコク東部で推進する物流施設「(仮称)バンパコン物流施設計画」の第1期部分を着工したと発表した。

 タイ三井不動産(株)を通じて展開する、同社グループ初の海外における物流施設事業。共同事業者は多数の物流施設開発に実績のあるタイの上場ディベロッパーの子会社「Frasers Property Industrial(Thailand)Company Limited」で、三井不動産グループの事業シェアは49%。

 開発地はバンコク中心から約60kmのチェチェン県バンパコン。第1~4期分までの倉庫全8棟からなる計画。全体の敷地面積は約29万9,000平方メートル、延床面積は約16万平方メートル。今回着工する第1期部分(1棟)は、鉄骨造平屋建て、延床面積約2万2,000平方メートルで、最大4区画まで分割可能なマルチ型物流施設となる。竣工は2021年11月の予定。

 第2期以降はマルチ型物流施設に加え、テナント企業の需要に合わせたBTS型倉庫・冷凍倉庫・危険物倉庫・税関不要のフリートレードゾーン等も検討中。併せて、テナント向け利便施設として敷地内にガソリンスタンドやカフェテリア等を設置することも検討している。第2期・3期の竣工は22年、第4期の竣工は23年の予定。

「(仮称)バンパコン物流施設計画」第1期イメージ


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