不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

三鷹のコンパクトM、借地権ならではの立地に評価

「イニシア三鷹」外観。非対称にデザインされたバルコニーが特徴的

 (株)コスモスイニシアは3月末、分譲マンション「イニシア三鷹」(東京都三鷹市、総戸数27戸(非分譲4戸、分譲店舗1戸))の販売を開始。1期21戸中12戸に申し込みが入り、現在先着順で9戸を販売している。

 同物件は、JR中央線「三鷹」駅徒歩5分に立地する、地上10階建てのマンション。建設地は、三鷹駅と禅林寺を結ぶ「禅林寺通り」に面した戸建て跡地で、等価交換方式で取得。土地は禅林寺の所有で、30年間の普通借地権を設定して事業化した。建物は2021年1月に完成しており、9月に引き渡し予定。

 単身女性をメインターゲットとし、木の風合いを前面に出したナチュラルテイストの室内デザインや使い勝手の良い空間づくりを志向した。住戸は、1フロア3スパン。1LDK・2LDK、専有面積35平方メートル、54平方メートル。1LDK住戸は、独立型のキッチン、ストレージと一体化したシューズクローク、上下2段にパイプを渡したウォークインクローゼット、天井高一杯の高さとしたスライドウォールなどが特徴。2LDKは、2人同時利用できるオフセット洗面ボウル、立ち上がりを高くしたキッチン、食洗器、連窓サッシなどが特徴。

 20年10月末からLINEによる問い合わせを受け付けており、週6件前後の反響を得てきた。これまでの来場者は約100組。現在販売中住戸の価格は3,948万~5,998万円。坪単価約380万円。地代は、月額3,420~5,280円。想定通り、単身女性の支持を集めており、車通りの少ない閑静な禅林寺通りというロケーション、駅までのフラットアプローチなどに高い評価が集まっているという。

1LDK住戸。専有面積35平方メートルながらキッチンを独立させている


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら