不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

「不動産協会賞」、3作品を表彰

表彰式の様子。手前左が理事長の菰田正信氏、表彰者は中央が柳田良造氏、その右が西 智弘氏(諸富 徹氏は代理)

 (一社)不動産協会は13日、霞山会館(東京都千代田区)で第11回「不動産協会賞」の表彰式を開催した。新型コロナウイルス感染防止の観点より、会場参加は受賞者、選考委員、理事長ほか最小限の人数とし、オンライン参加も可能とした。

 今回の受賞作品は、社会的孤立や孤独という問題に対し、「地域での人のつながり」での解決を試みる事例や取り組みを紹介する『社会的処方:孤立という病を地域のつながりで治す方法』(西 智弘編著・学芸出版社)、日本企業の産業競争力の低下などの課題を、「資本主義の非物質主義的転回」の分析を通じて、日本経済のあるべき将来像に迫った『資本主義の新しい形』(諸富 徹著・岩波書店)、ペンキ塗りボランティア活動をまちづくりにつなげ、海外へと拡げた研究と運動の記録『色を使って街をとりもどす:コミュニティから生まれる町並み色彩計画』(柳田良造、森下 満著・学芸出版社)の3作品。

 なお、同賞は、社会貢献活動の一環として、日本経済や国民生活に関する著作物の中から、選定・表彰しているもの。「国際競争力を高める都市再生」「良好な住宅ストックの形成」「防災・減災」「環境問題」「持続可能なまちづくり」「コンプライアンス」「法制度」「エネルギー問題」など、幅広い分野の著作物を対象としている。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら