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パナソニックH、新常態対応のレジリエンス戸建て

「カサート レジリエンスモデル」の外観イメージ

 パナソニック ホームズ(株)は16日、注文戸建て新商品「カサート レジリエンスモデル」を発売した。

 2019年4月より展開している災害対応力を高めたレジリエンス住宅「防災持続力を備える家」をベースに、コロナ禍による空気衛生意識の高まりの視点も加えて商品化。さらに、将来的な家族構成・暮らしの変化など、ニューノーマル対応としてさまざまな機能を付加した。

 建物は、超高層ビルにも採用する制震技術である座屈拘束技術を導入して躯体を強化。国内最大級の実験施設で大きな負荷をかけた耐震実験では、構造体の交換が必要になるような損傷は確認されなかった。万一地震の揺れによって建物が全半壊した場合は同社が原状復帰する「地震あんしん保証」を付帯。地震保険と併用することで、建物再建と生活再建の両立を提案する。

 台風や豪雨等の自然災害を想定した実験もクリアしており、被災しやすい開口部には中層マンションで求められる耐風圧性能を備えたシャッターや、割れた時の飛散を抑えるガラスを採用する。

 室内の空気環境については、専用エアコンと医療現場等で使用される高性能HEPAフィルターを組み合わせた全館空調システム「エアロハス」を採用。空気を浄化するだけでなく、ヒートショック予防や省エネにもつなげる。

 設計については、柱や壁を減らした「先読み設計」の考え方を導入。居住者のライフステージやワークスタイルに応じて柔軟に変更できるようにした。オリジナルの可動間仕切り収納を使ったワークスペースや、子供部屋のアレンジ等も提案する。

 参考価格は3.3平方メートル当たり77万円から。初年度3,900棟の販売を見込む。


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