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“結束”をスローガンにさらなる成長を/リビングL

“結束”をスローガンに掲げコロナ禍を乗り切っていくと、社員一同で経営方針を確認し合った

 (株)リビングライフグループは19日、大田区産業プラザPio(東京都大田区)にて、同社グループ社員に向けた2021年の経営方針説明会を行なった。

 冒頭、同社代表取締役の炭谷久雄氏が挨拶。「人生の長い生活の中で“住まい”は重要な要素。われわれが提供する住まいが社会的に大きな役割を果たすことを心に留めていただきたい。創業の精神である“住まいから始まる幸せの生涯設計を提案する”ために、しっかりとした方針・目標を設定し、それを達成することで喜びと幸せを感じる。その繰り返しで、社員の成長、ひいては会社の成長につなげていきたい」と話した。

 21年は全体スローガンを「結束」とし、グループ・社員の力を合わせ、コロナ禍での厳しい状況を乗り切っていく。売上高目標を248億円に設定。目標達成のための方針戦略として、(1)契約件数増を実現する「営業力の強化」、(2)魅力的・独創性の高い「商品開発」、(3)5年、10年後を見据えた「組織体制づくり」を掲げた。

 また、営業本部では「人材育成」「グループの連携強化」を活動指針に設定。人材育成については、傾聴力、ホスピタリティが高く心配りのできる「プロの相談者」を育てるとともに、資格取得も積極的に推進。宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザーの3つの資格を取得した社員を「ライフ・エキスパート・プランナー」と社内認定する。昨年新たな取り組みとして開始した、オンライン接客をより一層推進。6月からは、物件引き渡し後も顧客のライフプランをサポートする「顧問FPサービス」も開始。4月開始のリースバック事業にも注力していく。

 主力の住宅流通事業部は、社員の宅建取得率を、現在の40%から50%以上に引き上げるとともに、管理職全員がファイナンシャルプランナー2級の取得を目指すなど、人材育成を強化。また、既存マンション売買の強化策として、昨年立ち上げた既存住宅の専門部署が一定の成果を得たことから、今年中をめどに新店舗の出店準備を行なう。


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