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賃貸M募集家賃、都下・神奈川・千葉が全面積帯で上昇

 アットホーム(株)は21日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2021年3月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」として定義し調査。対象は首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリア。

 マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が「千葉県」(前年同月比2.1%上昇、3月の平均家賃6万784円)、30~50平方メートル(カップル向き)が「神奈川県」(同1.7%上昇、同8万9,361円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が「千葉県」(同5.6%上昇、同9万5,875円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が「神奈川県」(同12.9%上昇、同18万9,120円)だった。

 東京都下・神奈川県・千葉県がすべての面積帯で前年同月を上回った。神奈川県の大型ファミリー向きマンションは、2ヵ月連続で15年1月以降の最高値を更新。前年同月比10%を超える上昇も7ヵ月連続となった。

 一方、アパートの上昇率トップは、シングル向きが「千葉県」(同7.0%上昇、同4万9,958円)、カップル向きが「千葉県」(同2.8%上昇、同6万1,540円)、ファミリー向きが「福岡市」(同5.8%上昇、同7万4,880円)。

 首都圏ではカップル向きアパートの上昇が目立ち、5エリアすべてで過去最高値を更新した。


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