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東急不Gと凸版、ワーケーション普及に向け実証実験

 東急不動産(株)、東急リゾーツ&ステイ(株)、凸版印刷(株)の3社は、ワーケーションをしながら個々人にパフォーマンス向上方法を試し、確認・実践できるプログラムの実証実験を5月17日より開始する。

 コロナ禍を機に新たな働き方としてワーケーションの導入検討が進んでいる一方、実際の労働生産性に与える効果のエビデンスは少なく、制度の整備や普及が進んでいない。

 そこで同実証実験では、凸版印刷の顧問である、ハーバード大学医学部客員教授の根来秀行氏監修のもと開発したパフォーマンスを高める24時間の過ごし方のプログラムを、東急不動産グループが運営する全国のホテルで実施する。
 ワーケーション実施中は対象者にセンシングデバイスを装着。対象者はデバイスを通して、そのプログラムの項目が自分のパフォーマンス向上につながっているか判断できる。また、ワーケーション前後の状態もセンシングし、通常勤務に戻っても継続的にパフォーマンスが向上するかについても検証する。

 実施施設は「ホテルハーヴェスト浜名湖」(浜松市北区)、「ホテルハーヴェスト勝浦」(千葉県勝浦市)の2施設。期間は7月1日まで。3社は同実証を通じ、ワーケーションの中で個々人がパフォーマンスの向上を図れるプログラムを開発し、新しい働き方のモデル提案とワーケーションのさらなる普及を推進していく。


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