（株）東京カンテイは10日、2021年4月の主要都市圏別・新築木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100～300平方メートル未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに所有権の物件が対象。
首都圏の平均価格は3,717万円（前期比1.2％下落）と下落に転じた。都県別では、東京都は4,597万円（同0.9％上昇）と2ヵ月連続で上昇。神奈川県は3,917万円（同1.8％下落）と4ヵ月ぶりに反転下落した。千葉県は3,186万円（同3.1％下落）と3ヵ月ぶりに反転下落。埼玉県は3,343万円（同0.5％上昇）と2ヵ月連続で上昇した。3月21日に2度目の緊急事態宣言が解除されたことで、4月は分譲戸数が回復した。
近畿圏は3,249万円（同2.4％上昇）と上昇に転じた。府県別では、大阪府は3,521万円（同7.5％上昇）、兵庫県は3,298万円（同4.0％上昇）と共に反転上昇した。京都府は3,522万円（同4.6％下落）と反転下落。前月は価格がやや下落傾向だったが、4月は京都府を除き上昇に転じ、回復基調に戻っている。
中部圏は、3,086万円（同0.4％下落）と3ヵ月連続の下落。愛知県は3,276万円（同0.9％上昇）と3ヵ月ぶりに反転上昇した。
福岡県は3,043万円（同2.9％下落）と2ヵ月連続で下落した。